Momento Serverless Cache をはじめてみる
SDK または CLI を使って Momento Serverless Cache をすぐに使い始める方法をお探しでしたら、ここから始めましょう。ソフトウェアのインストールを全くせずにMomento をすぐに体験してみたいですか?でしたら、ブラウザを使ってここからすぐに始められます。もしくは、既に開発環境を整えてMomento を使ったアプリケーションを使い始める準備ができている場合は、以下のシンプルな手順に従って下さい。
CLI とSDK をブラウザ上で試してみる
ブラウザ上で、今すぐにMomento Serverless Cache を試してみることができます。何もソフトウェアをインストールする必要がありません!
Momento Serverless Cache はAPI ベースのサーバーレスサービスです。皆さんの(AWS、GCP、Azure、等)のアカウントには何もデプロイしません。
まずはじめに、無料の認証トークンを作成し、キャッシュを作成し、そのキャッシュ上でset
やget
コマンドを実行してみましょう。以下を起動します。
続いて、Node.js SDK を使ったJavaScript のアプリケーションを動かして、認証トークンと今作成したキャッシュを使ってみましょう。以下を起動します。
Momento command line interface (CLI) をインストールする
ブラウザ上で実行するのではなく自身のマシン上で CLI を実行してみたい場合には、こちらに沿って各オペレーティングシステムごとの 方法でインストールしてください:
macOS では Homebrewを利用
brew tap momentohq/tap
brew install momento-cli
Linux
最新の GitHub release のウェブページに行って下さい。
そこに、x86_64 とaarch64 向けの.deb
と.rpm
があります。
.deb
ファイルは新し目のUbuntu とDebian のバージョンでテストされています。
.rpm
ファイルは新し目のRHEL、Amazon Linux 2、Rocky Linux、そしてCentOS でテストされています。
もしこれらのパッケージに何か問題があれば、issue を作成して私たちにお知らせ下さい。
また、x86_64 とaarch64 それぞれにtarball も提供しています。これは momento
コマンドのバイナリを含んでいて、それを実行パス上の好きなところに追加してお使いになれます。
Windows
私たちのCLI はWindows Package Manager (winget
) から利用可能です。インストールするには、以下のコマンドをPowerShell かコマンドプロンプトから実行します:
winget install momento.cli
または、最新のGitHub release のウェブページに行って下さい。
そこに、Windows 用の.msi
インストーラーと、手動でmomento
実行可能ファイルを好きな場所に配置したい方向けのWindows 用の.zip
ファイルがあります。
もしWindows のパッケージに何か問題があれば、issue を作成して私たちにお知らせ下さい。
CLI が正しくインストールされたかを確認するには、ヘルプコマンドを実行してみます:
$ momento -h
CLI for Momento APIs
Usage: momento [OPTIONS] <COMMAND>
Commands:
cache Interact with caches
configure Configure credentials
account Manage accounts
signing-key Manage signing keys
help Print this message or the help of the given subcommand(s)
Options:
--verbose Log more information
-p, --profile <PROFILE> User profile [default: default]
-h, --help Print help
-V, --version Print version
認証トークンを取得する
Momento における認証は認証トークンによって行われ、コマンドラインを使って直接 Momento Serverless Cache にサインアップすることもできます。
認証トークンは Momento Serverless Cache の各クラウドプロバイダーとリージョンに紐づいています。account
コマンドをご希望のクラウドプロバイダーとリージョンを指定しながら使うと、各リージョン用の認証トークンを生成することができます:
AWS [利用可能リージョンは us-west-2, us-east-1, ap-northeast-1, ap-south-1]
momento account signup aws --email <TYPE_YOUR_EMAIL_HERE> --region <TYPE_DESIRED_REGION>
GCP [利用可能リージョンは us-east1, asia-northeast1]
momento account signup gcp --email <TYPE_YOUR_EMAIL_HERE> --region <TYPE_DESIRED_REGION>
Azure (まもなく対応) もしご興味があればお問い合わせ下さい
momento account signup azure --email <TYPE_YOUR_EMAIL_HERE> --region <TYPE_DESIRED_REGION>
<TYPE_YOUR_EMAIL_HERE>
と<TYPE_DESIRED_REGION>
を実際の値に置き換えるのを忘れない様にしてください。
注: もしお使いのクラウドプロバイダーで使いたいリージョンが利用可能でない場合は、それを追加することに関してぜひ私たちにお問い合わせください。
読み書き操作のために、Momento CLI を設定する
Momento から認証トークンが E メールで送られてきます。そうしたら、momento configure
コマンドを使って、ローカルの CLI がそのトークンを使うように設定することができます:
$ momento configure
Token: // < Enter token from email here.
Default Cache [default-cache]: my-first-cache // Name of cache to use on CLI by default.
Default TTL Seconds [600]: 30 // Sets the default TTL for cache entries. For demostration purposes we are setting this lower right now.
[2022-03-31T15:31:25Z INFO momento::commands::cache::cache_cli] creating cache...
[2022-03-31T15:31:33Z INFO momento::commands::configure::configure_cli] default cache successfully created
これでもうあなたの Momento Serverless Cache は稼働しています!続いて、Momento Serverless Cache にデータをキャッシュするためにどうやって Momento CLI を使うかを見ていきましょう。
データをいくつかキャッシュしてみる
Momento CLI のcache
コマンドは Momento Serverless Cache と対話するのに使われます。実際にいくつかのコマンドを見てみましょう。
まず、set
サブコマンドを使ってデフォルトの Momento Serverless Cache にアイテムを 1 つ保存することができます:
$ momento cache set --key test --value value
[2022-03-31T15:45:17Z INFO momento::commands::cache::cache_cli] setting key: test into cache: my-first-cache
[2022-03-31T15:45:18Z INFO momento::commands::cache::cache_cli] set success
そうしたら、そのキーをget
サブコマンドを使って取り出すことができます:
$ momento cache get --key test
[2022-03-31T15:45:25Z INFO momento::commands::cache::cache_cli] getting key: test from cache: my-first-cache
value
キャッシュを設定する際に、デフォルトの Time to Live (TTL) を 30 秒に設定しています。もし 30 秒待ってからキャッシュを取り出してみると、アイテムが消えているでしょう:
$ sleep 30 // wait for item to expire
$ momento cache get --key test
[2022-03-31T15:46:02Z INFO momento::commands::cache::cache_cli] getting key: test from cache: my-first-cache
[2022-03-31T15:46:03Z INFO momento::commands::cache::cache_cli] cache miss
これらが Momento CLI を使った標準的なget
とset
のデータプレーン操作になります。
また、Momento CLI を使ってコントロールプレーン操作、例えばキャッシュを作成したり、削除したり、利用可能なキャッシュ一覧を見たりすることもできます。
cache
コマンドの利用可能な全てのサブコマンドは momento cache -h
をターミナルで実行すると見ることができます:
$ momento cache -h
Interact with caches
Usage: momento cache [OPTIONS] <COMMAND>
Commands:
create Create a cache
delete Delete a cache
list List all caches
set Store an item in a cache
get Get an item from the cache
help Print this message or the help of the given subcommand(s)
Options:
-e, --endpoint <ENDPOINT> An explicit hostname to use; for example, cell-us-east-1-1.prod.a.momentohq.com
--verbose Log more information
-p, --profile <PROFILE> User profile [default: default]
-h, --help Print help
さらに、デフォルトの設定値以外のコマンドオプション、例えば異なるリージョン、キャッシュ名、TTL などを指定することもできます。
サブコマンドの全てのパラメータについての詳しい情報は momento cache $SUBCOMMAND --help
を実行して学ぶことができます。
次のステップ
CLI はMomento Serverless Cache API の基本を試して理解するには良いですが、ほとんどのキャッシュの仕事はアプリケーション上で行われます。それらには、Momento SDK を使うことができます。
現在、以下の言語で SDK が利用可能です。各レポジトリを確認して、詳細な手順と利用例をご確認ください。